5.大阪の花
大阪の花き栽培の歴史は、古くは平安時代にさかのぼると言われています。  江戸時代に入ってからは、商人の町として栄えると同時に、農業においても稲作だけでなく換金作物の生産が発達しました。  花も例外ではなく、この頃から商品としての生産が盛んになりました。近年は、生活にゆとりや豊かさを求めるといったライフスタイルの変化等に伴い、生活に花が定着しつつあり、花の品質や価格に対する要求も高まっています。
●花き類の主要産地
現在、きくやアイリス、フリージア、チューリップなどの切花では和泉市、八尾市、東大阪市、岸和田市、泉南市などで、枝物では八尾市、豊中市、岸和田市などで栽培されています。  花壇用苗物類ではパンジーや葉ぼたんなどが多く府内各地で生産されており、各種イベントや公共用の植栽等にも利用されています。  植木を含む花木類も庭園樹、街路樹、盆栽類等を中心に、池田市、富田林市、河南町、八尾市、能勢町などで栽培されています。

 
(2006〜2007 フラワーデータブック)