2.大阪の採れたて農産物
大阪の農業は、少ない農地でも高い収益が得られる農産物が多く栽培されていることが特徴です。大阪の野菜、果実の中には全国でも高い生産量を誇る品目もあり、現在でもその地位を維持しています。  また、花きや植木などは全国的にも古い産地があり、高い栽培技術を誇っています。

(資料提供:大阪採れたて農産物消費推進協議会)
●生産量で大阪が全国10位以内にある主な農産物
 
た   で 23t (第2位)
しゅんぎく 4,280t (第2位)
ふ   き 1,010t (第3位)
実えんどう 295t (第3位)
く  わ い 18t (第4位)
こ ま つ な 4,870t (第5位)
ナ バ ナ 268t (第5位)
い ち じ く 744t (第7位)
ぶ ど う 5,710t (第7位)
み つ ば 734t (第7位)
つ け な 3,078t (第5位)
平成18年(第82次農林水産省統計表)
※たで、実えんどう、ナバナ、くわい、いちじくについては「大阪農林水産業の年次動向報告書」
(大阪府環境農林水産部 平成19年11月)
●各地で進む直売所・朝市の開設
大消費地に接しているという都市農業の特徴を生かして、最近では各地で直売所(ファーマーズマーケット)・朝市が開設されています。  調査結果によると、消費者は朝市・直売所に対して豊富な品揃えや常設化などを望んでいる一方、同時に安全・安心、そして地元で生産された農産物であるという「質」に対するこだわりも持っています。  こうした活動により、地元消費者の地域農業に対する理解はしだいに深められています。農業者の朝市や直売所は、このような意味でアンテナショップを兼ねた大阪農業のショーウィンドウ効果を担っていると言えます。

大阪府内の直売所の情報(大阪府農政室ホームページ)
http://www.pref.osaka.jp/nosei/facility/index.html  「大阪あぐりREPORT」
●「食の安全・安心」に向けた取組
この他、「食の安全・安心」に対する消費者ニーズに対応するため、大阪府では、平成13年12月に「大阪エコ農産物認証制度」を発足させました。  この制度は、農薬の使用回数、化学肥料(チッソ・リン酸)の使用量が府内の標準的な使用回数・量の半分以下になるよう府が基準を設定し、基準以下で栽培される農産物を大阪エコ農産物として府が認証するものです。認証された農産物は認証マークを表示して販売されます。  平成20年3月末現在、認証対象作物69品目が認証中です。

「大阪エコ農産物」の詳しい情報(大阪府農政室ホームページ)
http://www.pref.osaka.jp/nosei/safety_relief/index.html  「大阪あぐりREPORT」