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1.推進体制の確立 |
農業会議員による府内食料・農業事情視察を引き続き実施し、各市町村の実情を把握する。さらに、大阪府、大阪府みどり公社、
JA(連合会)組織等の関係機関・団体との連携のもとに、運動を各市町村の実情を踏まえ、きめ細かく推進していくため、事務局職員の市町村巡回を強化するなど推進体制の整備を図る。
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2.推進計画の策定と申し合わせ |
各市町村農業委員会会長会議の承認を得て、本計画を決定する。また、大阪府農業委員大会での運動の推進に関する申し合わせ決議を行う。 |
3.運動の基本目標に即した農業委員会への支援・協力・助言 |
(1)遊休農地の発生防止・解消 |
@情報提供 |
全国農業新聞地方版、ホームページ、リーフレット、チラシ等を活用し、農業委員会を通じて農業者等に様々な情報提供を行う。
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A農地パトロール・集落の話し合い活動促進 |
農地パトロールや農地利用調整、和解の仲介、各種制度等について、実践的な研修会を開催する(農家の意向把握や農用地利用現況図の作り方、集落の話し合いの進め方等について、重点農業委員会の協力を得て実践的な研修を行う)。
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B農作業受託組織の育成に対する協力 |
高齢化による耕地利用率の低下や遊休化が見込まれる地域において、農業委員会がJAと連携して農作業受託組織の育成を行う場合に協力する。 |
(2)大阪農業の担い手に対する経営改善支援 |
@農業経営に意欲ある担い手の意向把握・支援活動 |
農業委員会と意欲ある担い手の意見交換会の進め方、取りまとめ、意見の公表・建議等の実施手法について農業委員会へ助言・協力を行う。
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A建議、意見の公表、政策要望 |
上記の活動をベースに、府内の農業委員会が市町村長等への建議や意見の公表等を行う際に適宜、助言・支援する。また、各市町村での運動成果の確認や政策要望等のため、大阪府農業委員大会(10月)、農業委員研修を開催する。また、全国農業委員会会長大会(5月)及び全国農業委員会会長代表者集会(12月)に参画する。
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B農業経営者の経営意欲の喚起 |
「なにわ農業賞」を引き続き実施し、農業経営者の顕彰を行う。また農業委員会、地区農業委員会連合会が主催する研修会を支援する。さらに、サラリーマン子弟の就農相談にも積極的に関与する。 |
C担い手育成総合支援協議会等への参画 |
担い手育成のための各種支援策を実施する目的で設立される「大阪府担い手育成総合支援協議会」に参画し、地域の担い手の農業経営改善計画の作成に対する支援・協力の取り組みを徹底するほか、認定農業者の認定促進、農地の利用集積、基本構想策定促進、法人化支援に取り組む。 |
D農作業受託の促進、農地の利用集積についての農業委員会への協力 |
農業委員会が関与する農地の利用集積促進について支援・協力する。 |
(3)都市農業振興施策の実現と「農のあるまちづくり」の推進 |
@地域に根ざした農政運動の展開 |
農地利用の再点検・話し合い運動や認定農業者等意欲有る農業経営者の意向を踏まえた課題と対策を整理するとともに、意見の公表等により具体的な施策に反映させる。
また、必要に応じて、消費者・商工関係者等も含めた食料・農業・農村のあり方についてのシンポジウムやフォーラムを開催する。
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A農業委員会と消費者団体等との交流の支援
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消費者団体、学校関係者、栄養士や地元の商工関係者を対象に、農業委員会、各地区農業委員会連合会が開催する現地見学会、フォーラム等、地域の農業・農委活動のPR、農業振興に向けた幅広い意見の積み上げの場の設定等を支援する。 |
(4)情報提供 |
運動の推進のため事例の収集に努め、情報の提供、農業時報でのキャンペーン、リーフレット等の作成・配布を行い、市町村段階の取り組みに対する支援・協力を行う。 |
(5)運動の点検・確認 |
運動の推進状況の点検・確認を行い、状況に応じて推進計画の見直しを行う。 |